SureBlock XLFシリーズTHz-ラマンシステム

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Ondax社のSureBlock XLFシリーズTHz-ラマンシステム(特許)は、Ultra-Low-Frequency(超低振動数領域)/THz(テラヘルツ)領域(5 cm-1~200cm-1 または 6THz~150 GHz)のラマンスペクトルを、標準のシングルステージ分光計を使用し、迅速且つ確実に得られることを可能にしました。

THz-ラマンは分子および分子間構造の分析に対して、新しい強力な手法で、マルチステージやTHz分光器に比べ、シンプルでコンパクトな設計になっています。また、コスト的な面や、効率性、ラマンの使い易さについては従来のシステムとは劇的な違いがあります。

特色のあるUltra-Narrowバンドは、特許取得のSureBlock設計です。ノッチフィルターにより、非常に高いスループットで、ストークスおよびアンチストークスの両方のシフト最大>5000cm-1(>150THz)まで得られます。これは低周波振動の/フォノンモードの観察を可能にします。アプリケーションは、結晶多形や医薬品の構造特性の区別、ナノ、バイオ材料、爆発物や化学剤、生物剤などの微量検出や法医学分析、工業用の化学製品、高分子、石油化学製品、重金属や地質試料のキャラクタリゼーションなどが有ります。

XLFシリーズのプラットホームは非常にコンパクトで、あらゆる要求にマッチする構成となっています。ベースのXLFモデルは調整されたダブルノッチシステムを内蔵した、遮光カバーが含まれたシステムで、ファイバーもしくはフリースペースの光のインプットおよびアウトプットが用意可能で、多くのシングルステージ分光器に適応出来るよう設計されています。XLF-Cは、コンフォーカルデザインで、ASEリダクション、可変な試料部と出力ポートを含んでいます。またSureLock単周波数レーザーモジュール(単周波数DPSS、アルゴンイオン、HeNeレーザーと同様な)とプラグ&プレイでの適合が出来ます。
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・低周波/テラヘルツ-ラマン領域は多形を一回の測定で検出及びデータの信頼性を与えます。
・異なった多形フォームから精神安定薬-3種類の多形フォームだけがFDAの認証を受けている。
・それら多形のピークは指紋領域ではほぼ、同じピーク。
・製薬各社は信頼のおける多形を区別するために、ラマン、FTIR、XRD等を現在使用している。

XLF-CLM はフロントエンド完全に内蔵したコンフォーカルラマン 分光器で、830nm、785nm、532nm のいずれかの単周波数レーザ ーモジュールを含んでいます。既存のラマン ワークステーション やマイクロラマンシステムに直接取り付けることもできます。試料 部はオプションのキュベットアダプターや顕微鏡対物レンズを装着できます。

Torunade社の分光計も含んだターンキー・システムでのご用意も可能です。

全てのXLFシステムは >O.D 8の、レイリー光カットが可能で、多種多様な既存の市販の顕微鏡やラマンシステム分光器にフレキシブル取り付けが出来きるよう設計されています。標準の利用可能なラマン波長は:488nm、514nm、532nm、633nm、785nm、830nmです。これらのコンパクトでパワフルなプラグ&プレイシステムは、非常に速いスピードと分解能、使いやすさを持っています。

特徴

全ての XLF システム
Ultra-Low-Frequency/THz-ラマンスペクトルを迅速に測定可能
高い光学密度(> OD8)と非常に高いスループット
非常にコンパクトな設置スペース、プラグ&プレイ操作、設定可能な試料部及び出力ポート
多くの市販の分光器、顕微鏡及びラマンシステムへの取り付けが可能です
488、514、532、633、785、830nmが利用可能です
特注の波長もお受けいたします
*スループットは、波長によって異なります

XLF-C
コンフォーカルデザイン、ASEフィルタリング内蔵、Ondax SureLockに互換、レーザー及び市販のDPSS、ガスレーザーと互換を持っています、

XLF-CLM
レーザーモジュール内蔵のターンキーコンフォーカルプラットホーム
設定可能な試料ポートオプション:
コリメートビーム、キュベットホルダーまたは顕微鏡アダプター

アプリケーション

・結晶多形の定性
・ナノ-とバイオ材料の構造研究
・爆薬/HazMat/薬物の微量検出
・法化学研究
・地質学的試料の分析、宝石学

Ultra-Narrow バンド ノッチパフォーマンス

・全ての XLF シリーズ
・プラットホームは、デュアルノッチ構成で、>OD 8 ・非常に低い 5cm-1 の移行幅を維持して抑制(50%の透過)
・従来の薄膜ノッチより、桁で異なる狭い領域

他には無い、Ultra-Low-Frequency/THz-Raman パフォーマンス

XLF プラットホームは、ラマンスペクトル測定の範囲を拡張し、スペクトルから、格子やポリマーの構成、結晶配向、スピン波、フォノンモード等の重要な構造の詳細が得られます。高い光学密度、Ultra-Narrow バンド、高いスループットデザインにより、実質的にはレイリー信号をなくし、低周波数/THz-ラマンスペクトルの早い測定を可能にします。 下記の例は~10-200cm-1(300GHz-6THz)のスペクトルです。2 つの異なる励起波長を使用しています。硫黄(左)のよう な強いラマン散乱がある場合、サンプルのピークとレイリーピークとの比率は、例外的に低い 3.4%になります。

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L-シスチン(右)の様に弱い散乱の場合、明らかに 10cm-1 以下の狭いバンド幅の違いを確認することが出来ます。 両者ともアンチストークスの同時測定が出来ることを実証しています。
XLF からのきれいな、明白なシグナルが使用されることで、 試料の振動/フォノンモードによって、明らかに結晶多形の 構造や、分子構造情報を得られ、差異を認めることが可能です。

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カルバマゼピン(左)は、明らかに特色のある低波数のスペクトルが結晶多形で見られます(Form2、3、水和物) HMTD のような多くの爆薬成分は、低波数に強いピークが見られます(右)。
(HMTD サンプルは UCSD のブライアン・リー博士からの提供を頂きました)