ダイヤモンド/KRS-5 DuraDisk

標準のDuraDiskは試料と接触する部分にはダイヤモンド結晶を、サポートエレメント(赤外光の集光レンズの役目も担っています)にはZnSe結晶をそれぞれ使用しています。ZnSe結晶は赤外光を透過する領域が4000 – 650cm-1なので、650cm-1以下の領域は測定できません。ZnSe結晶の代わりにKRS-5結晶をサポートエレメントとして使用しているDurDiskであればその領域も測定することができます。KRS-5結晶は4000 – 400cm-1まで赤外光を透過します。(KRS-5結晶を標準Diskで使用できないのは、非常にわずかながら水に溶けること、強い力を加え続けると結晶が変形してしまう場合があるからです)
DuraDiskの断面図を以下に示します。ZnSe結晶仕様とKRS-5結晶仕様のDiskの違いはサポートエレメントの部分のみです。

krs

注意: DuraDiskはサポートエレメントの結晶のみを交換することはできません。従って、KRS-5仕様のDuraDiskを購入する際、以下の事項に気を付けてください。

・ZnSe仕様のDuraDiskをお持ちの場合
新たにDuraDiskを購入して頂く必要があります。

・新規でDuraDiskを購入される場合
ZnSe仕様の価格に¥200,000-追加することでKRS-5仕様に変更することができます。
(この場合ZnSe仕様のDuraDiskは付属しません)