FiberSpec 光源一体型小型紫外 可視 近赤外外分光器

fiberspec

近年、近赤外域での分光計測の利用が広がるにつれ、高いS/N比、波長の高速スキャン、現場で使用する際に便利な携帯可能なサイズ、等の装置への要望が強まっています。これらの要求を満たす4機種の小型マルチチャンネル分光計(Fastevert シリーズ)を開発し好評発売中です。今回光源、分光計等をコンパクトなケースに組みこんだファイバースペックの発売を開始しました。 190nm-2600nmを4機種(S-2450,-2650,-2750,-2850)のラインナップでカバーします。

img02

基本装置は分光計本体と光学ファイバーにより構成されていて、ホストのパソコンとはSCSIインタフェースにより接続します。分光計にはペルチェ素子内臓リニアイメージセンサ(近赤外タイプ)を搭載したFastie-Ebertマウント分光器に、信号を高速にサンプリングするコンピュータシステムが組込まれています。img03

光ファイバ分光測光装置 S-2650 仕様説明

1.概要

本装置は、光源内蔵型で、分光器と高感度CCDリニアイメージセンサを一体化した、小型・高速の分光測光装置です。サンプルにプローブの先端を当てるだけで、サンプル表面の反射率を簡単な操作で、しかも極めて短時間に測定することができます。測定されたデータは、スペクトル表示、反射率計算、透過率計算を行いパーソナルコンピュータの画面にグラフまたは、数字で表示されます。またプリンターにより印字もできます。

2.構成

本装置は、分光器部、光源部が一体化された測光装置本体、2分岐光ファイバ、リファレンス測定用ホルダ(拡散板はご用意下さい)、専用ソフトウェアで構成されています。

3.仕様

■測光装置本体

◆分光器部
測定波長範囲:350~1050nm
ピクセル数:2048
スリット:100μ
検出器:Si-CCDリニアイメージセンサ
線分散 / ピクセル:0.4nm
分解能:3.6nm
波長正確さ:±0.5nm
スペクトル測定速度:最大100データ / 秒
露光時間:10ms~10s
ADC:12bit
バックグランド測定:バックグランド測定用シャッタ(前面パネルに付ける)

◆光源部
光源:リフレクタ付きハロゲンランプ 50W
光量調整:光源調整用ボリューム
光源調整:アパーチャ

◆電源
AC100V、50/60Hz

◆形状
180(幅)×250(奥行)×120(高さ)
(ただし、ツマミ、コネクタ等の凸部は含みません。)

■プローブ部
表面反射型2分岐光ファイバ
Geドープ、石英製 1.5m FCコネクタ付き

■リファレンス部
リファレンス測定用ホルダ
*注 拡散板は供給または御用意下さい。

■インターフェース
SCSI (50ピン/高密度ピンタイプSCSIコネクタ)*注 客先にてご用意
(SCSI 推奨カードAPA-1460A 推奨ボードAHA-1520BまたはAHA-2940AU)

■コンピュータ
PC / AT互換機(DOS/ V)*注 客先にてご用意
◆オペレーテイング:Windows95日本語版
システム:(4.00950B以降)
電源:AC100V、50/60Hz
形状:180(幅)×250(奥行)×120(高さ)
(但し、ツマミ、コネクタ等の凸部は含みません。)

img05