Dianths 創薬スクリーニング用生体分子間相互作用解析装置

Dianthusは、Spectral Shift(SpS)およびTRICテクノロジーを搭載した、創薬における難易度の高い親和性スクリーニング課題に最適なソリューションとして高く評価されています。384ウェルプレートを使用し、マイクロ流路を用いない設計により、メンテナンスが不要で、ダウンタイムを最小限に抑えます。

Dianthusには、2つの中核テクノロジーが統合されています:

  • SpSSpectral Shiftは、自由液中における生体分子間相互作用の迅速かつ高精度な定量を実現します。
  • TRICTemperature-Related Intensity Changeは、サンプルの品質をリアルタイムでモニタリングし、必要に応じて迅速なターゲット最適化を可能にします。

Dianthusは、表面固定を前提とするシステムとは異なり、サンプルの固定化を必要とせず、結合挙動に影響を与えるようなストレスも一切与えません。そのため、凝集体の存在やリソート、界面活性剤を含むような複雑なバッファー条件下でも高い再現性を実現します。わずかな質量変化にも対応する高分解能を持ち、ごく少量のサンプルで測定が可能なため、フラグメントスクリーニングやスモールモレキュールスクリーニングから、GPCRsなどの膜タンパク質、さらには構造を持たないインストリンシカリー・ディスオーダード・プロテインのようなチャレンジングなターゲットに至るまで、経済的かつ強力な選択肢となります。

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